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安倍川流域 二王山=におうさん(1208m)

安倍川流域の山旅 2006年1月
  ≪ 9日≫ 二王山  (安倍)青笹山   ≪10日≫ 真富士山  見月山(登頂失敗
≪11日≫ 牛ケ峰  大棚山  日本平      ≪12日≫ 突先山〜大山
静岡県 2006.01.09 単独 マイカー 二王山 三等三角点
コース 湯の森(7..35)−−−奥仙俣コース分岐(8.55)−−−二王山(9.05)−−−三角点往復5分・滞頂5分−−−湯の森(10.15)
二王山山頂から安倍川東山稜をのぞむ
≪静岡の百山≫

新年初登山は昨年同様に温暖な静岡の山を選んだ。

深夜2時に長野市を出発、高速道で長野--松本--韮崎--南アルプスと走り、52号線を南下、静岡県に入って29号線安倍街道を梅ケ島へ向けて北上、『真富士の里』パーキングで夜明けを待つ。
さらに北上して二王山登山口へ向かう。

登山口は梅ヶ島大橋を渡りきって30メートルほど先、郵便局の手前の細い道を左へ入ったところにある。曲り角に道標があるが見落としそうに小さい。反対側にはカーブミラーが立っている。
駐車スペースがないので郵便局の斜め前の消防倉庫脇の広場へ止めさせてもらう。「無断駐車お許しください」とメモに書き、ワイバーに挟んで出発する。

狭い道を数十メートル先で小屋の脇を左へ入ると、そこに登山口の標識が立っていた。
登山道はいきなりの急登で始まる。杉林の中をジグザグを切りながら足を運ぶ。ジグザグのあともなおしばらくは急登がつづく。息の切れる急登をひと登りすると勾配はおとなしくなり、このあとはハアハアさせられるような登りはほとんどない。どこまでもつづくヒノキやスギの植林の中を行く。この単調な植林は結局山頂までお付き合いすることになる。
突然キツツキのドラミングが鳴り響き、コガラだろうか可愛い声も耳に入る。ときおり褪色した古い登山道コースを示すプレートが目に付くし、踏跡もしっかりしていて歩き良い。やがて塩をまぶしたほどの雪が見えるようになる。それにしても長野の雪とは大違い、まるで別の国の山を歩いているようだ。

奥仙俣コースとの分岐で右手の道を取り、さらに10分ほど進むと再び山頂直下で奥仙俣コースとの分岐がある。先の分岐は巻き道になっているようだ。
山頂からは安部川東山稜と呼ばれる長い山稜の一部が見えていた。目にしたのは十枚山方面だっただろうか。しかとは指呼できない。
ここから2分ほど足を延ばしたところに三等三角点があった。北に見える山は山伏方面だろうか、これも私にははっきりと指呼することは出来ない山々だった。

この山旅初日の一座目は往復2時間40分の軽いハイキングだったが、行程中の眺望もなく、また植林一色で変化にも乏しいやや退屈なコースという印象に終った。それはそれで雪の心配もなく歩けただけで満足度は80点というところ。冬にはこのようにのんびりと歩ける山もいいものだ。

下山するとすぐに青笹山登山口へと向かった。

 
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