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安倍川流域 牛ケ峰(別名高山)=うしがみね(717m)


安倍川流域の山旅 2006年1月

         ≪ 9日≫ 二王山  (安倍)青笹山         ≪10日≫ 真富士山  見月山(登頂失敗)
≪11日≫ 牛ケ峰  大棚山  日本平        ≪12日≫ 突先山〜大山

静岡県 2006.01.11 静岡市Tさん同行 マイカー 三等三角点
コース 谷沢登山口(8.05)−−−牛ケ峰(9.05-9.25)−−−谷沢登山口(10.05)
牛ケ峰からの富士山
≪静岡の百山≫

国土地理院地図には『高山』と表示されているが、地元では『牛ケ峰』が一般的のようだ。
安倍奥から安倍川流域の山に詳しい静岡市在住のTさんに同行。

梅ヶ島へ通じるR27号線から205号線へ入り、足久保川を遡るようにして走ると谷沢のバス停がある。この付近でTさんと待ち合わせた。

谷沢バス停の少し手前に『大山、牛ケ峰』への道標が立っている。道標にしたがい山へ向かって少し走るとまた道標がある。直進は大山、左折が牛ケ峰登山口となっている。左折して細い道をしばらく走ると車道終点、ここから登山道が始まる。数台分の駐車スペースがあるが「農業用以外の駐車禁止」の表示がある。ほかに止まっている車もなかったので隅の方に止めさせてもらって出発する。

コースはヒノキ植林帯の中、いかにも里山・裏山という雰囲気だが、実はこのあたりはかつては茶畑が広がっていたところで、往時の作業小屋などが放置されたままあちこちに残されている。茶畑の一部は植林されてヒノキ林に変貌、あるいは人手の入らないままお茶の木が伸び放題に伸びて藪のように茂っているところもかなり目につく。
天気はよし、Tさんとは初対面ながらネットでのお付き合いで下地は出来ているので、あれこれ語らいの話題は尽きない。のんびりと足を運んで、まだしっかりとした作業小屋の残る尾根に登り着く。
ここで向きを右手に変えてゆったりとした勾配を登って行くと牛ケ峰の山頂だった。高低差は400メートル余、急登もなく整備の行き届いたコースで、気分良く1時間の行程だった。

山頂は公園風に大きく開かれた芝生の広場になっていて、翌日登る予定の突先山、それに安倍川東山稜の山々や富士山がのぞめる。大気が霞を含んでクリアな眺めでないのが惜しい。この季節、五合目まで雪に覆われていぶし銀のような重厚さを見せるはずの富士山だが、襞に筋状の雪があるだけ、季節はずれの富士を見ている感じだった。
三角点を探したが芝生の中に見当たらない。南側の高みの方かもしれないが、公園化工事の真最中でその中には入ることがてきず、確かめることができなかった。
日だまりの山頂でしばらく展望を楽しんでから同じ道を谷沢へと下った。
 
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