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安倍川流域 真富士山=まふじやま(1401m)


安倍川流域の山旅 2006年1月

          ≪ 9日≫ 二王山  (安倍)青笹山         ≪10日≫ 真富士山  見月山(登頂失敗)
≪11日≫ 牛ケ峰  大棚山  日本平        ≪12日≫ 突先山〜大山

静岡県 2006.01.10 単独 マイカー 三角点なし
コース 登山口(7.25)−−−ヲイ平(8.10)−−−稜線十字路(8.42)−−−第一真富士山(8.50-9.00)−−−ヲイ平(9.40)−−−登山口(10.05)
真富士山山頂
≪静岡の百山≫

真富士山は安倍川流域で古くからハイカー人気の山だと言われる。
昨夜は安倍街道『真富士の里』パーキングで車内泊。深夜遅くまでローリング族の騒音に悩まされた。
夜半に降った雨が車に氷の皮膜を作り、あたりの山は高いところで白く薄化粧しているのが見える。

真富士の里パーキングから梅ヶ島方面へ500メートルほど進んで橋を渡ると左手に農協がある。そのすぐ先の右手に『田舎料理にしむら』という看板があるのでここを右に入る。真富士山の道標もあるが小さくてわかりにくい。

あとは林道を道なりにどんどん奥へと進む。昨夜の雪が路面を覆うようになる。6〜7キロ走ると大きな登山口表示がある。伐採木搬送用の索道のために、登山口は30メートルほど奥へ付け替えられていた。路肩の広がりに何台か駐車が可能だ。

青空が広がり、登山口付近からは朝日を浴びた大無間山がクリアに見えていた。その背後に輝く白銀の嶺は光岳あたりだろうか。
きりっとした寒さの中を早速出発する。しょっぱなからヒノキ林の中の急登をじぐざぐを切りながら登って行く。10分ほどで急登を終ると切り開きに出て、ここも大無間山の眺めが大変良い。水平道に変わってお地蔵さんを目にしたりしながら、ロープのつけられた小さな岩場を越える。再びヒノキ林となるが林を抜け出たところから沢沿いの右岸をしばらくたどる。岩のゴーロ道で、雪に隠れた岩に足を取られないように注意しながら歩く。
涸れ沢を左岸に移ると尾根状のヒノキ林の急な登りとなり、間もなくこのコース第一ポイントのヲイ平となる。
ヲイ平からしばらくはなだらかな道を行くが、やがて勾配を増して数センチの雪を踏んで登り切ると、稜線の十字路となる。真富士山ピークへは左へ向かって数分である。

山頂の展望を信じて登り着いたのに、切り開かれた東側に限って雲が広がり、眺望はまったく得られない。ここからの富士山を楽しみにしていたのに残念無念。
このピークを第一真富士と名づけられているが、三角点はここから1.5キロほど北のピークにあり、そこが第二真富士と呼ばれている。一般的に真富士山と言えば第一真富士のこととされている。

往復2時間ほどの三角点まで足を延ばしたかったが、このあと見月山の登頂を予定していたので断念、同じルートで登山口へ下った。

このあと見月山登頂を失敗することがわかっていたら、三角点のある第二真富士へ登っておくべきだったと反省。
 
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