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安倍川流域 見月山=みづきやま(1047m)
(登頂失敗)


安倍川流域の山旅 2006年1月

          ≪ 9日≫ 二王山  (安倍)青笹山         ≪10日≫ 真富士山  見月山(登頂失敗)
≪11日≫ 牛ケ峰  大棚山  日本平        ≪12日≫ 突先山〜大山

静岡県 2006.01.10 単独 マイカー 三等三角点
コース 中平林道ゲート(10.45)−−−登頂断念して下山(12.00)
真富士山山頂
≪静岡の百山≫

真富士山へ登ったあと、本日2座目の見月山はルートがわからずに途中断念となった。

安倍街道(R29号線)を北上、中平集落への入口には『中平』のよく目立つ道標が立っている。
坂を上がって集落を抜けると広々とした茶畑になる。ここを右折、しばらく進むと廃棄されたバスがあり、そのすぐ手前左に林道入口がある。付近に駐車スペースは十分。

予定ではこの林道から991メートル標高点へ登り、あとは稜線を南下して見月山へというルートを考えていた。
ゲートから林道終点まではたいした距離はない。終点の沢には山葵田があったので、その田の畦を登ってみることにした。しかし山葵田から先は植林帯で踏跡もない。強引に急斜面を尾根目がけて登って行く。
支尾根らしいところで鹿食害防止ネットで遮られる。そのままネット沿いに登って行くと左に水平の踏跡がある。しめた、という気分でこれをたどるが、やがてその踏跡は完全に消えてしまった。
あとはやみくもに藪っぽい急斜面を上へ向けて這い登ったが、991メートル標高点の方向も判然としない。

『真富士の里』パーキングの付近案内図に、中平集落とは見月山を挟んだ反対側の長妻田あたりから見月山へのルートが記されていた。中平からの登頂を断念して西側長妻田付近から再度挑戦してみることにして引き返す。藪を分けて強引に林道中間あたりへ下った。結局1時間余を無駄に動いてしまった。

中平からR29を南下、井川方面へのR27号線へ入って長妻田をめざす。
長妻田集落で居合わせた地元民に様子を尋ねる。付近の事情に詳しい人でいろいろと教えてもらえたが、この付近から登るのは困難であるということ。昨年もここから入山した登山者が行方不明になって捜索を続けたが、いまだに遺体は見つかっていないという話を聞かされた。登るなら中平からだというのが結論だった。
もう一度中平へ戻って挑戦しなおす気にもなれず、今回は見月山を諦めることとした。

なお『見月山』の読み方だか、地元の人は『みづき』と呼んでいたので、『みづきさん』が正しいのかもしれない。
≪2006.01.15≫
見月山について静岡市のTさんから次のような情報をいただきました

見月山は安倍街道の平野(真富士へのアプローチ「にしむら」)の次の大河内学校前バス停から、300m位上流にある「見月茶屋」の横が登山口になります。稜線は杉と檜の見事な混生林となりますが、展望は期待できず東山稜と比べ地味な山です。
 
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