UNCLEおじさんの言いたい放題

12月号いんた〜ねっと?

 もちろん言葉は聞いたことがありますよね。
 日音協もとうとうインターネットホームページを開設しました。(ってこれを見てる人は御存じ)
 アドレスはhttp://www.yomogi.or.jp/~uncle/です。
 そもそもインターネットとはなにか?そんなに古い歴史があるわけではなく、コンピューターがこの世に生まれて暫く経ってからですからせいぜい10年と言うところでしょうか。
 最初は世界の大学どうしがデータを共有しようということから始まりました。
 ですからホームページを見るためのブラウザ、メールを送受信するためのメーラー、サーバーからダウンロードしたりアップロードしたりするFTP等も大学で開発したソフトが主でした。
 今のように一般に普及し、市販のブラウザやメーラーが出てきたのはごく最近のことです。
 郵政省の発表によれば日本のインターネット人口は1000万人に達し、今年中には1500万人になるそうです。
 10人にひとりはやっている勘定ですが、皆さんの周りではどうでしょうか?
 音楽運動も最近は印刷屋さんの入稿にデジタルデータで送っているそうなので、この原稿もインターネット経由で編集の飯島さんに送っています。
 印刷屋さんにデジタルで送っていなくても、編集段階でデジタルだと飯島さんがしこしこキーボードを叩かなくても編集できますし、字数がああわなかったりの校正段階でも非常に楽に出来ます。
 さこで今回は、これからインターネットを始めようと言う方、始めてはいるけどよく分からない、ちゃんとやっているつもりでも一般から見ると間違っている可能性のある人・・・
の少しでも参考になればと思っています。
 一番肝心なことはコンピューターどうしでデータをやり取りするわけですから、インターネット以前もそうでしたが、互換性というものが大事になってきます。
 会社内などで同じ機種、同じソフトどうしでやり取りしている場合はなんの問題もありませんが、インターネットでは世界中の何万というコンピューターどうしでデータのやり取りをするわけですから、OS (オペレーションシステム)の違いでデータが読めなかったり、OSが同じでもデータを作成したソフトが違っていると読めません。
 インターネット以前のパソコン通信ではこの違いによる間違いをさけるために様々な取り決めを行っていました。その頃はパソコン通信というとばりばりコンピューターを使える人しかやっておらず、様々な取り決めも上手く消化されていましたが、最近のインターネット導入手続きはかなり簡素化されていてコンピューターなんて触ったことのない人まで簡単に体験できちゃいます。
 ブラウザでネットサーフィンをするとか簡単な文章でメールを送る、ぐらいまではいいのですが、自分のホームページを開設したり、メールで大きいデータ、例えば写真とか長い文章、等を送る時に必要な取り決めよくわからずにやっていると、送られた相手やホームページを見に来てくれた人たちから読めない、見えない等の苦情が来ます。
 まず、考え方としてパーソナルコンピューターですから、世界中に自分と全く同じパソコンはない、と言うところからはいって下さい。
 細かい条件をあげると
1.半角カタカナ及び機種依存文字、たとえば、ローマ数字や曜日の簡略文字は使わない。
2.文章データはメール本文として送る。ワープロフォーマットの添付書類では相手方がそのワープロソフトを持っていない限り読めません。
3.添付書類の形式に注意。画像や音楽データが多いでしょうけど、画像ならGIFかJPEG、音楽ならSMFかAIFF、それ以外は相手次第で見たり聞いたりすることができないことがあります。
 インターネットは互換性と転送速度をあげるために独自の圧縮技術を使っています。
例えばメール本文にしても、送られている間は、
「%93%FA%8F%ED%82%E」
ってなデータになってます。
 これをメールソフトでデコードして通常の文章になっているわけなのです。
 ですから日音協ホームページのアンケートに答えると本部には上記のような文字列が送られるわけです。
 最も現在ではCGIと言うものを使ってちゃんと日本語で受け取るようにはなっていますが。
(つづく)


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