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伊那谷根羽村  三国山=みくにやま(1162m)

今年(2006年)山行テーマの一つは『伊那谷の山へ登ろう』、その手始めに、国土地理院地形図を
参考に、名前のある山、名前は無くても三角点のある山などからピックアップして、
3日間で伊那谷最南部平谷村・根羽村の8座を登ってきた


愛宕山 売木峠 鉢盛山 三国山 高峰 平谷峠 十六方 才ノ神
長野県 2006.02.10 単独 マイカー 二等三角点
コース 池ケ平牧場上(7.25)−−−三国山(8.55)−−−池ケ平牧場上(9.20)
地図・・・横道南東
三国山山頂


3日間の山旅で、登山情報の見つかったのはネットを通したこの三国山だけだった。

前夜は平谷村道の駅で車内泊、明け方の気温は電光掲示がマイナス16度を示していた。車内暖房をオンにしたままだったのに、ガラスはガリガリに凍っていた。

平谷道の駅から国道153号線を南下、根羽村中心部からさらに153号線を稲武方面へ向かい、初入で矢作方面へ右折する。しばらく走って池ケ平方面への道標で右折、あとは道なりにどんどん高度を上げて行く。路面はほとんど積雪状態、アイスバーンの箇所も多い。
牧場に出て、さらにハングライダーの離陸地を過ぎた先に「三国山、亀の甲石」の道路標識がある。路肩に駐車できるスペースがあったのでここから歩くことにする。

雲ひとつない快晴、しかし気温はめっぽう低い。牧場の先に茶臼山が鮮明に見える。
道標にある亀の甲石を経由すべく、左に分かれた車道をとって三国山を目指したつもりが、養鶏場の敷地の中へ入ってしまった。戻るのが面倒だったので、見当をつけて雪原を強引に横切って、道標に三国山と示されていたあの車道へ出るべく方向転換、うまいことすぐにその車道へ出られた。
車道をわずか進むと『亀甲石』があった。あの道標は何だったのか?
亀甲石のすぐ先で、三国山の古びた道標が左へ分かれる林道を指示している。雪の上には最近歩いたらしい複数人の足
惑わされた道標
跡が見える。この先足跡を追うだけという楽勝ムード。ところが十字路となって足跡はそのいずれにもつながっている。左右いずれかに折れるなら道標があるだろう、何もないということは直進と判断してそのまま進む。やがて足跡は消え、そして道は下降を始めてしまった。ここで十字路まで引き返し、しばし思案。
今度は右手の踏跡をたどる。雪で判然としないが林道ではなくただの山道という感じだ。複数の足跡が延びている。しかしそれもやが消えてしまった。なおも進んで様子を見てみたがどうやら違ったらしらしい。また十字路へ戻る。

残りは左への林道しかない(亀甲石から歩いてきたら左折ということ)。ここも足跡が見える。雪に埋もれた林道は数分で終点となり、潅木にテープがついている。ここからは足跡が見えなくなったが、新雪の斜面を適当に上へ向かって登って行くと、10分そこそこで二等三角点の山頂だった。樹林の中で薄暗く、字も読めないような古い山頂表示があるだけだった。
迷わずにくれば30分もかからなかっただろうに、1時間半も雪の中を歩き回ってしまった。
ロスした時間を惜しみながら駐車場所まで戻った。
 
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