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伊那谷平谷村  平谷峠山=ひらやとうげ(1223m)

今年(2006年)山行テーマの一つは『伊那谷の山へ登ろう』、その手始めに、国土地理院地形図を
参考に、名前のある山、名前は無くても三角点のある山などからピックアップして、
3日間で伊那谷最南部平谷村・根羽村の8座を登ってきた


愛宕山 売木峠 鉢盛山 三国山 高峰 平谷峠 十六方 才ノ神
長野県 2006.02.10 単独 マイカー 四等三角点
コース 道418号線平谷峠(11.35)−−−平谷峠三角点(12.00)−−−国道平谷峠(12.15)
山頂からは上河内、聖岳など南アの展望が良い
 
地図・・・平谷北西

国道153号線平谷の信号から国道418号線を売木方面へ向かう。最高地点に「平谷峠 1160m」の道標が立っている。

目指す平谷峠はこの峠ではなく、三角点のある1223メートルのピークである。
地図上、三角点のピークに山名は記されおらず、ただ三角点の記号と標高があるのみ。三角点名が「平谷峠」となっているので、平谷峠山と呼ぶことにする。

峠の国道は雪で覆われているが、道幅があるので駐車するには問題ない。ここには展望台が設置されている。上がってみると上河内岳あたりの山頂部が見えていた。

三角点ピークへの道があるかどうかは不明、地図には記されていない。ピークへ行くには真北へ向かうわけだが、さてどこから取り付いたらいいか周辺の地形を目で検証、少し西側へ下ったところから雪の斜面へ取り付いた。植林の幼木帯を適当に這い登ると落葉樹林となり、何となく山道らしい感じがうかがえる。

林床は一面雪で覆われているので、どこを歩いても足跡が残るり帰りの心配はない。緩やかな登りを木の間をすりぬけたりして進むと、尾根状の切り開きに出た。距離的にも三角点のあるあたりだ。しかし標石を雪の下から探し出すのは無理、まずは展望を楽しむ。
兎岳、聖岳、上河内岳、茶臼岳、光岳あたりまでは指呼できる。さらに南へ向かって南ア深南部の山並みが延々と続いている。予期せぬ展望にありつけた喜びでしばし目を凝らして見入った。

この先にも小さなピークが見える。もしかするとそれが三角点かもしれない。足を延ばしたところで雪の下の三角点標石を探し出すのは無理だが一応そのぴピークを踏んでおくことにする。5分ほどの距離だったが思ったとおり三角点を確認することはできなかった。
四等三角点標石は最初の展望ピークで間違いないことを確信して国道の平谷峠へと戻った。
 
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