伊那谷 岩倉山=いわくらやま(1031m)

2006年度のテーマは『伊那谷の山』です。1月に8座、今回3月は下記の12座を登ってきました。対象の山は国地院二万五千図を参照にして選定。等級を問わず三角点の表示があり、かつ地図から推測するとピークを有して存在感がありそうな山、それと三角点はなくても山の名前が記載されて一般に認知されていると思われる山を選びました。地域は伊那谷南部の平谷村・売木村・阿南町です。

長者峰 高嶺 東方子 桐山 源四山 梨木山 千本立 桐ノ木山 高畑山 岩倉山 鎌根山 大津山
長野県 2006.03.26 単独 マイカー 岩倉山 三等三角点 地図 平谷北東
コース 林道途中(13.10)−−−林道終点(13.20)−−−山の神(13.30)−−−岩倉山(13.45-13.50)−−−林道終点(14.10)−−−駐車場所(14.20)
岩倉山三等三角点

国地院地図を見ると岩倉貯水池の北東に、三角点記号と標高1031.4mと記載された山があるが、山名の表示はない。三角点の点名が“岩倉山”となっているので、山名も勝手に「岩倉山」と呼ばせてもらうことにした。

国道418号線を平谷峠から下って行くと『湯元塩吹館』の看板が目につく。ここで左折して県道46号線へ。1.5キロほど先、長下集落で左折する細い道があるのでここを入る。すぐの二又(3体の石仏がある)を右折、次のY字は左の林道へ入る。
すれ違いも困難な林道を、対向車のないのを祈りながら終点まで乗り入れてみたが、そこはUターンもままならないようなスペースしかない。こんなところに車を止めておくわけにはいかないので戻ることにする。
林道途中にはすれちがい用のスペースはあるが、迷惑駐車するのも気になって林道を半分ほど戻った。林道はせいぜい1キロ半前後、全部歩いてもたいしたことはない。

10分ほど歩くと林道終点、まだ少し先まで林道らしい道がつづくが、うっかり進入してしまうとUターンが出来ない。
最近刈り払いされたらしい笹が散らかっている。水の流れる幅広の道が終ると、右手の山腹をジグザグに二曲りして峠のようなところに出る。そこには『山の神』の石仏が巨杉の根元に祀られていた。
ここで右手尾根に見える急坂の踏跡に入る。少し薮っぽいが歩くのにそれほど支障を感じない。急登はすぐにおさまり、潅木林のなだらかな尾根を登り切ると明るく開けた山頂で、赤松、ヒノキの幼木、ミズナラなどの混生樹の中に切り開かれた明るい空間があった。
樹陰からはシジュウカラやウグイスの声が聞こえてくる。東側が開けて南アの銀嶺や南ア深南部の連嶺、それに昨日苦労した薮山の源四山などを望むことができた。

昨日につづき、この日も4つの山行をこなしたあと売木村「こまどりの湯」に入浴、ゆっくりと汗を流し阿南町道の駅「信州新野千石平」で車中泊とした。
 
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