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伊那谷 峠 山=とうげやま(1197.m)

2006年度のテーマは『伊那谷の山』です。2月に8座、3月は12座、そして今回は下記の11座を登ってきました。対象の山は国地院二万五千図を参照にして選定。等級を問わず三角点の表示があり、かつ地図から推測するとピークを有して存在感がありそうな山、それと三角点はなくても山の名前が記載されて一般に認知されていると思われる山を選びました。地域は伊那谷南部の阿南町・天竜村です。
向山 新野峠山 峠山 天ケ森 とうじあげ山 西峰山 上黒田山 せいきらし山 丸山 木曽峰 弁当山
長野県 2006.04.24 単独 マイカー 峠山 三等三角点 地図 三河大谷北西
コース 三ツ沢開拓(11.15)−−−峠山(11.50-11.55)−−−三ツ沢開拓地(12.15)
峠山三等三角点

天龍村の山。

国地院地図に山名は記されていない。三角点記号と標高1196.6mが表示されているだけの山である。
三角点名が『峠山』となっているので、それを山の名前とさせてもらう。

新野峠の三角点を確認したあと峠山登山口へ向かう。
国道151号線から県道74号線へ入り、すぐに今度は大河内方面へ左折(446号線)、大河内を経由して国道418号へ出る。418号を右折してわずか先、『峠山 向方 役場南支所』の道標を右折、急な坂道を上がって行く。枝分かれする道があるが、メインと思われる方を選んで行く。道路脇にはムラサキヤシオツツジの赤紫の花がいたるところ目につく。かなり走って標高も高くなってきたのを感じると、急に目の前が明るく開けた。ここが三ツ沢開拓地、離れ離れに何戸かの民家があるようだが、生活の息吹きのようなものは感じられない。

付近にいくつかこんもりとしたピークが見えるが、果たして峠山はその中のどれか・・・。しばし地図と現地を見比べてみるものの、どうしても確信が持てない。自分のいる場所を地図と合致させることができないせいもある。
しばらく考えてから、開拓地のとっつき付近に車を止めて、車道を歩きながら見極めることにした。開拓地の中には降りずに舗装道路を南へ向かうと、左右に一つづつピークが見える。ここは感、左手のピークを目指した。
薮の中へ踏み込み、ケモノ道らしいところを選んで登って行く。すぐに尾根上となり、そのまま尾根伝いに進むと最高点らしい感じになる。木々が茂っていて全体感はわからないが、そこは広い平坦地形、三角点を探すのは容易ではなさそうだ。薮の中をあっちこっちと動き回ってみるが探し出せない。もう一度地図をよく見てみる。平坦状の地形の東端に10メートルほど低くなるが、その場所に三角点記号がある。いちばん高いと思われるところを探していたのがいけなかった。

薮をかきわけながら東へ移動してみると、コナラ林の中にぽっかりと刈り払われた空間があり、分厚い落ち葉に囲まれて三角点標石があった。山頂へ通じている道がないかと探したが、この頂に通じている道はなさそうだった。
 
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