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伊那谷 西峰山=にしみねさん(1124.m)

2006年度のテーマは『伊那谷の山』です。2月に8座、3月は12座、そして今回は下記の11座を登ってきました。対象の山は国地院二万五千図を参照にして選定。等級を問わず三角点の表示があり、かつ地図から推測するとピークを有して存在感がありそうな山、それと三角点はなくても山の名前が記載されて一般に認知されていると思われる山を選びました。地域は伊那谷南部の阿南町・天竜村です。
向山 新野峠山 峠山 天ケ森 とうじあげ山 西峰山 上黒田山 せいきらし山 丸山 木曽峰 弁当山
長野県 2006.04.25 単独 マイカー 西峰山 三等三角点 地図 平谷北東
コース 林道入口付近駐車(12.35)−−−峠(13.10)−−−西峰山(13.55-14.00)−−−峠(14.20)−−−駐車場所(14.50)
西峰山三等三角点の山頂

南信濃阿南町の念仏踊りで名高い和合付近の山、この山には登山道も記されているし簡単に済ませてしまうつもりだった。

国道151号線から県道46号線へ入り、さらに下日影付近で和合方面へ分岐して西へ向かう。やがてU字ターンするところで左は鈴ケ沢、右は和合小分校への道に分かれる。和合小方面へ向けてどんどん上がって行くと最高地点の十字路となる。左への林道が西峰山方面である。
舗装はされているが道幅がかなり狭そうな感じ、進入するのがちょっとためらわれる。2万5千図を午前中の山でなくしてしまったのではっきりしないが、記憶ではこの林道はたいした距離ではないようだ。十字路付近に車を止めて歩くことにする。

道幅こそ狭いが、舗装されていてけっこういい林道だ。引き返して車でと思ったがそのまま歩を進める。前方に西峰山が見えてきて、地図はないもののだいたいの位置関係が頭に入った。
林道最高点の峠にはイノシシの捕獲用か、檻がいくつか置いてある。ここでV字に折り返すようにして右手林道へ入る。ダートでいい道ではないが車が通れないこともない。しかし使用されているようには見えない。両側は別荘地分譲をやったのか、所有者らしい名札がつづいている。そのための道だろう。消火栓もあった。バブルの崩壊でその後は放置状態ということか。

さっき頭に入れた位置関係からすると分譲地内の車道をかなり進みすぎた気がする。車道を離れて尾根へ向かう感じの道が分かれていた。躊躇なくこの道へ入ると案の定尾根へ出た。踏跡もはっきりしている。西峰山の山頂らしいものを探して見回すがはっきりしない。そのまま尾根をしばらく進むと「あれっ?」思わず足を止めてしまった。午前、丸山と勘違いして登った山(せいきらし山)で私が残した赤布ではないか。稜線から薮への降り口として目印につけたやつだ。頭の中は混乱状態、なにしろ地図がないのでさっぱりわからない。とにかくとんでもない方へ来てしまった。急遽引き返す。

車道へ降りずに尾根を伝って行く。薄い踏跡だが何とか支障なく歩ける。大きなコンクリートの建造物がある。水槽だろうか、その先に三角点と鉄骨造りの展望台、別荘地開発に先がけて造られたものかもしれない。展望台があるということは分譲地内の車道と通じる遊歩道のようなものがあるはず。ところが見当たらない。見当をつけて強引に笹薮を掻き分けて車道まで下った。そこは「2-37大阪急配」の名札のあるところだった。
間違わずに登れば簡単だった山を、地図がないためにとんだ遠回りをしてしまった。

≪登り方≫
林道最高点の峠(イノシシの捕獲用か、檻がいくつか置いてあるところ)からV字に折り返すようにして右手ダートの林道へ入ります。200mほど進んで左へカーブするあたりが西峰山の尾根先端部分ですから、ここで尾根をたどるのがよさそうです。
その少し先には『1-27 近藤』という名札のあるところが薮の刈払いがされていて、ここから取りつくのもよさそうでした。
 
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