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伊那谷
 木曽峰=きそみね(1006m)弁当山=べんとうやま(981m)

2006年度のテーマは『伊那谷の山』です。2月に8座、3月は12座、そして今回は下記の11座を登ってきました。対象の山は国地院二万五千図を参照にして選定。等級を問わず三角点の表示があり、かつ地図から推測するとピークを有して存在感がありそうな山、それと三角点はなくても山の名前が記載されて一般に認知されていると思われる山を選びました。地域は伊那谷南部の阿南町・天竜村です。
向山 新野峠山 峠山 天ケ森 とうじあげ山 西峰山 上黒田山 せいきらし山 丸山 木曽峰 弁当山
長野県 2006.04.26 単独 マイカー 木曽峰 四等三角点
弁当山 三等三角点
地図 満島北西
コース 林道T字分岐(10.40)−−−木曽峰(11.30)−−−T字分岐(12.10)−−−弁当山(12.25-12.30)−−−T字分岐(12.40)
木曽峰山頂 弁当山山頂

阿南町の山

二つ一緒に歩くとファミリーハイキングという感じの2座だった。木曽峰は地図に山名は記されていないが、三角点記号と標高1005.5mの表示のあるれっきとしたピークを有する四等三角点である。

国道151号線、阿南町西条のススギ自動車販売店のところから西へ入る。しばらく走ると『弁当山公園』の看板が誘導してくれる。
集落を抜け、細い林道と変わってからどんどん高度を上げて行く。やがて林道はТ字に突き当たり、左が弁当山展望台、右は木曽峰方面である。1台分の駐車スペースがあったので、ここへ車を止めて先に木曽峰を登ることにする。
地図を見ると山頂付近まで林道があり、その先も山頂直下まで登山道が記載されている。取りあえず林道を西へ向かって歩く。すぐに木の鳥居がある。ここから鳥居をくぐって尾根をたどるのが良いのではとう感が働いたが、地図に記載されている林道、そして登山道へとつないだ方が間違いはなさそうだ。

そのうち林道は下り坂になり、そのままどんどん下ってしまいそうな気配、これではまずいと思い右手の尾根へ登ることにする。道のない斜面を適当に登っていく。薮が薄いので助かる。これを登りきれば木曽峰山頂かという期待で、急斜面を潅木に掴まりながら汗を流して登り切ったところは、ピークらしい雰囲気ではなく尾根の途中らしい。
ここからは踏跡のしっかりした尾根を高い方を目指して登って行く。感じではもうとっくに山頂に着いているはずなのに感覚が狂っているようだ。

ピークかと思って登りついた先には、左にカーブしてもう一つピークが見える。木曽峰を通り過ぎてきてしまったような錯覚を感じながら、そのピークへ登りつくと目ざす四等三角点があった。設置されたばかりかと見まがうほどきれいな三角点標石だった。周りは樹林に囲まれて展望はない。
帰りは尾根通しに下って行くと、やはり思ったとおりに鳥居のところへ降り立った。
1時間もあれば往復できると思ったのに、予定より30分余計にかかってしまった。

駐車したТ字路まで戻ったところで、次は弁当山三角点の番。地図を確認もしないで、2、3分も歩けば山頂だろうと勝手に決めこんで、車を残してカメラ片手に林道を歩きはじめた。ところが5分歩いても10分歩いても山頂にならない。この道は山頂への道ではなくて、展望台というのは別のところにあるのでは・・・と疑念を抱きはじめたころ、公園風な山頂に着いた。立派な展望台、それに草原の石の脇に三角点もあった。
展望台に昇ってみたがあいにくの雲が邪魔して眺望はない。展望案内板には垂涎を誘うような南アの大展望をはじめとする山々の名前が書き連ねられていた。
 
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