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伊那谷 天ケ森=あまがもり(994.m)

2006年度のテーマは『伊那谷の山』です。2月に8座、3月は12座、そして今回は下記の11座を登ってきました。対象の山は国地院二万五千図を参照にして選定。等級を問わず三角点の表示があり、かつ地図から推測するとピークを有して存在感がありそうな山、それと三角点はなくても山の名前が記載されて一般に認知されていると思われる山を選びました。地域は伊那谷南部の阿南町・天竜村です。
向山 新野峠山 峠山 天ケ森 とうじあげ山 西峰山 上黒田山 せいきらし山 丸山 木曽峰 弁当山
長野県 2006.04.24 単独 マイカー 天ケ森 三等三角点 地図 満島南西
コース 林道大久那線と見遠・平岡林道の分岐付近(15.00)−−−天ケ森(15.20-15.25)−−−林道分岐(15.40)
天ケ森山頂

天龍村の山

この山旅で弁当山へ登ったとき、1000メートルにも満たない天ケ森が意外に存在感のある山だったのに驚いた。
道路地図帳にまで山名が載っているというのも認知度が高いということだろうか。

二等三角点とうじあげ山を登ったあと、同じ林道大久那線を東進、新野と平岡を結ぶ林道へ突き当たったところが天ケ森の北東へ派生した尾根の先端部である。

林道突き当たり付近に駐車して山頂を目ざす。地図には登山道はないが尾根をたどれば簡単そうな山だ。
尾根先端部は擁壁状になっていて上へあがるのがちょっとつらい。強引に上がってしまえば、あとは踏跡らしきものが山頂方向へ延びている。
コナラやアカマツの林の中は明るい日差しが降り注ぎ、赤紫のムラサキヤシオの花が今を盛りと咲きほこっている。絶え間なく目に付く赤紫の花を目にしながら、のんびりと歩いて25分、あっという間に山頂へ着いてしまった。

落ち葉の敷き詰めた山頂には保存状態良好な三等三角点標石が樹木に囲まれてあった。こんな山でも訪れる登山者があるのか、紫のビニール紐が木の枝に結わえ付けられていた。

帰りは途中から尾根を外し、北側に走る大久那林道へ適当に下って行った。
 
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