伊那谷 丸 山=まるやま(1484m)
2006年度のテーマは『伊那谷の山』です。2月に8座、3月は12座、そして今回は下記の11座を登ってきました。対象の山は国地院二万五千図を参照にして選定。等級を問わず三角点の表示があり、かつ地図から推測するとピークを有して存在感がありそうな山、それと三角点はなくても山の名前が記載されて一般に認知されていると思われる山を選びました。地域は伊那谷南部の阿南町・天竜村です。
向山 新野峠山 峠山 天ケ森 とうじあげ山 西峰山 上黒田山 せいきらし山 丸山 木曽峰 弁当山 |
長野県 | 2006.04.26 | 単独 | マイカー | 丸山 三等三角点 | 地図 平谷北東 | |||
コース | 鈴ケ沢(4.45)−−−登山道入口(5.00)−−−1298m(5.35)−−−丸山山頂(5.55)−−−東方のピーク(6.05)−−−丸山山頂(6.15)−−−鈴ケ沢(7.05) | |||||||
阿南町の山 国道151号線から県道46号線へ入り、さらに下日影付近で和合方面へ分岐して西へ向かう。やがてU字ターンするところで左は鈴ケ沢、右は和合小分校への道に分かれる。鈴ケ沢川に沿って車を走らせる。かなりの距離を走って右手に『丸山様入口』、『丸山登山道』の看板が立っている。付近に駐車スペースもある。 看板から上へ向かう細くて急な林道が丸山への道、見た目進入するのがためらわれたので歩くことにする。 15分前後で林道は終る。2、3台の駐車スペースはあるが、対向車があると避けようもない。車で入らない方がよさそうだ。 登山道に入るとすぐに、薄暗い樹林の中に丸山高津神社がある。その先から急な尾根道となり、ほぼ直線的な急登がつづく。ナラなどの気持ちよい落葉樹の下を落ち葉を踏んで黙々と足を運ぶ。早起き鳥たちの囀りも賑やかだ。 急登の途中で段のようになった緩みがあってほっとする。ここが1298メートル標高点だろう。段でほんの小さなコルを経てから尾根は急に細くなってきて、岩が目につくようになる。立ちはだかる岩を巻いて通過したり、大岩の間を抜けたりして高度を上げていく。 急登はほとんど緩むことなくつづいて山頂へ到着。地図に載っていた神社はなく、1966年にここにあった神社を移したという表示があった。登山口近くにあったのがその神社だ。背丈40センチほどの自然石に『丸山高津神社』と彫られた石が、かつての神社の所在を示していた。 南方の展望が開けている。朝もやの中に茶臼山らしいシルエットが確認できた。 さて三角点はどこにあるか。地図をなくしてしまい明らかではないが、記憶では神社記号のすぐ東方にあったはず、その方向に道が伸びていたのでたどってみる。二つのピーク状のふくらみがある。一つは薮でそっちには行きたくない。踏跡のある方へ行ってみたが三角点はなかった。 三角点は未確認となったが、かつて神社のあったピークが丸山山頂ということになっているようなので、これでよしとして下山することにした。 |