hkk-1396 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る
大 峠(954m)
愛知 |
2014.01.11 | 単独 | マイカー | 三等三角点 | |||||
コース | 大沢中俣起点付近の登山口(8.20)---大峠(9.05)---大沢集落(9.35-9.50)---登山口(11.30) |
||||||||
1/11~1/14 4日間で登った山11座 |
|||||||||
《とんでもないハプニング、多難のスタートとなった愛知の山旅初日》
愛知山旅の1座目、白鳥山はいたって順調に終了した。次の予定「大峠」へ向かう。カーナビは順調に目的地方向へと向かい、林道へ入るとすぐに『大峠登山口』の表示が目に入る。付近に駐車して出発。山へ踏み入ると道のようでもあるし、そうでないようなあやふやな踏跡。作業用にでも使っていたらしい巾広の道型の形跡だけが残っている。赤テープも目につくが、登山道と言えるようなものではない。迂回を繰り返す作業道が煩わしくなって、斜面を直登、かなりの勾配はあるが藪は薄い。ただ伐採後放置された倒木が邪魔。そして明瞭な林道に出た。登り始めのあの林道の続きなのか、あるいは別の林道かは不明。ここでしっかりと状況を確認すべきだった。林道を少し進むと尾根に取りつく赤テープが目につく。尾根道は歩きやすい。赤テープも頻々と目につき、さしたる苦労もなく山頂に達した。杉などの木立に囲まれた空間に私製の「大峠頂上」のプレートと三等三角点の標石。登り高低差300m強、45分だった。 下山はあっという間だろう。本日2座目を軽く終わるはずだ・・・・、気分はルンルン、赤テープなどを確認しながら林道まで降りた。ところが、登りでは確かに送電鉄塔を通ったはずだが、下りでは見た記憶がない。・・・・この林道に記憶がない。丁字路になっている。3本の林道のうちどれが正解?林道を無視して沢への斜面に赤テープが点々と見える。コンパスを持っていながら確認することもなく、その赤テープ追って道なき斜面から沢へ下り、やがて巾広の明瞭な作業道へとつながって、小集落へ出てしまった。ここはいったいどこだ・・・・。民家に飛び込んで「ここはどこですか?」という情けない話。「大沢」だという。私の地図からははみだしているらしくて記載がない。「車を停めたところがわからくなってしまいまして」というが、その場所をどう説明したらいいのかわからない。「白鳥山を登ったあと、あそこをまがって、みどり湖という表示があって・・・」と言っても年寄りには理解できないらしい。
結局道順だけしっかりと聞いてトボトボと集落から車道を下って行く。15分ほど歩くと大沢中俣林道の表示板、7.5Kの表示。車を停めたのは反対側の林道起点付近。7キロ以上の道のり、本日の後行程予定を考えて泣いているわけにはいかない。とにかく車まで戻らなくては。ところがこの林道登っては下り、また登りの繰り返しだ。山歩きよりくたびれる。いいかげんうんざりするころ、よやく車が目に入ってきた。大沢集落から1時間40分かかっていた。山を一つ登れる時間だ。でも無事に戻れてよかった。カメラに収めたあの1枚の写真、これが天佑となった。あれがなかったら、どこをどう探せばよかったのか・・・・・。大失敗の巻だった。 重い気持ちを引きずって次の予定「神野山」へ。ところがカーナビは目的地設定を受け付けない。仕方なく道路地図を見ながら運転。1時間近くも走って目指す林道へ入ろうとすると「この先工事通行止」、なんたること。では次「小岩岳・大岩岳」へ、同じくカーナビセットが不能、さらに同じ道路を使わなくはならない大笹山もダメになる。「オレ、何か悪いことでもしたか?」と呪いたくなる気分にも。
|