【高仙山】

前夜は吉野川市のホテル泊。
早朝にホテルを出て、国道１９３号線から県道４２号を北上。道標にしたがって走ると高仙山山頂まで舗装された道が通じていた。
山頂は手入れの行き届いた芝生の公園、早朝にて人っ子一人いない。清々しい山頂の大気を肺いっぱいに吸い込む。朝陽に緑の芝生が光っている。

「高仙山公園ご案内」看板で三角点の所在を確かめようとしたがわからない。それらしき高みを散策をかねて行ったり来たり。『産の神』という石のモニュメントのあるあたりか、それとも「高仙神社社叢」という看板の付近か・・・しかし三角点を見つけられないまま山頂を後にして八十八番札所へと向かった。

『八十八番大窪寺』

早朝のためか参拝者も少なくひっそりとしている。２年前の春、全行程通しの歩き遍路をしたときは、高低差800メートル近い山道を歩いてこの大窪寺に上って来たのを思い出す。あのときは感動を味わう余裕もなく「これで終わった、もう歩かなくてもいい」という安堵感だけだったのを思い出す。

妻にとっては八十八カ所初の結願。このあと別格の慈眼寺と大滝寺を打てば別格も結願となる。

大窪寺の納経を済ませて次の大滝寺・大滝山へと向かった。