UNCLEおじさんの言いたい放題
DTP?
ようやく暖かくなってきましてバイクに乗っていても今が一番いい季節のようですが、朝晩はまだまだ冷え込みますので油断召されぬよう。
私の住む栃木は渡辺貞夫を排出した地でもあり、最近にわかにジャズで町起こしってなことが行われ始めてます。
我が町でも昨年11月に日野皓正と菊地雅章を招いて町民ホールでコンサートを企画しました。
今年はその二人にリズムセクションを加えたクインテットで今度は町の霊峰岩船山での野外ステージも企画してます。( ^ ≧^)ハナタカダカ!
予定は10月22日(日)ですので興味ある方は御連絡下さい。イラッシャーイ┏|・o・|┓
また一昨年、昨年に引き続き栃木版「はたらくものの音楽祭」も10月1日(日)に開催予定です。
さて前回まではセコンドCDの音に関する部分でしたが、今回はジャケット。
この号にもたぶんジャケットデザインが載ると思いますが、そのデザインの苦労話等少し。┐( -"-)┌ヤレヤレ...
ファーストCDは手慣れた方がデザインしたとかで、うまくいったみたいですが今回はパブリッシングについては素人同然の私が何故か担当となってしまいましてにわかにDTPなるもの
を勉強しだした訳です。
ソフトの入手から使い方まで色々な人にお世話になりました。紙面を借りてお礼申しあげます。( ^o^)┘ドモドモ
DTP(Desk Top Publishing)とはデスクトップ、つまりコンピューターで編集作業をすることですが、この音楽運動も機関紙部長が毎号苦労して(といっても編集よりも原稿集めのほうらしいですが)やっているようです。みなさん協力してあげましょうね。
この業界では昔からマッキントッシュを使っていまして、というより今でこそウインドウズもGUI(グラフックユーザーインターフェイス)になりましたがその前のMS-DOS時代はキャラクターベース、つまり文字よる命令文での作業で眼で見る出版物というものにはそぐわなかったので仕方がないでしょうね。
そして業界というのは、早く確実に、というのが命ですから最初に使い出したものを変えると言うのはなかなかできません。
ということで現在は、Quak XPress,Adobe Photshop,Adobe Illustretorが三種の神器となっているようです。
今回のジャケットデザインのデータ入稿はAdobe PhotshopとAdobe Illustretorの二つ。
まずはソフトの入手から頓挫してしまいました。
なにしろAdobe Photshop9万円超、Adobe Illustretorは7万円超。( ̄□ ̄;)アーウー
とても素人に手の出る価格ではありません。たっぷりギャラでもでるなら話は別ですが・・・(日音協事務局さんよろしくお願いします)
なんとか双方を手に入れてようやく編集にかかった訳ですが、受注元のデータ入稿条件を見ても解らないことばかり。
まずデータフォーマットですが、これがIllustretor専用フォーマット。
これはソフトさえあればいいわけですが、前述のように入手に時間がかかってしまい、手に入れるまではなんの作業も出来ませんでした。
このフォーマットに画像やテキストを載せて行く訳ですが、まずPhotshopでの画像。
今回は演奏者の写真や楽譜ですが、カラーモードをCMYKにしなければなりません。と書いてあります。
CMYKってなんじゃ?勉強してみるとC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)ということで印刷の4原色なんだそうです。
コンピューターのモニターの色はRGB(レッド、グリーン、ブルー)で表されていて印刷上とは全く違った組み合わせなんだそうです。
ちなみにRGB全部を合わせると白になり、全部カットすると黒になります。
CMYKのほうの白は紙の色で何も印刷しないところが白になり、全部の色を合わせると黒になる計算ですが、インクの性質上真っ黒にはならず、黒の場合はKを使います。
CMYは英字頭文字だから黒はブラックのBじゃないの?と疑問をおもちでしょうが、Bだとブルーと間違えるからというのが専らの噂です。
そういえばこういう例って巷によくありますね。
その画像の保存形式もEPSでバイナリ。なんのこっちゃ(T▽T)アハハ)
Encapsulated PostScriptの略でEPS。
画像とテキストを同時に記録できるAdobe社独自のファイル形式なんですが、何故か業界標準らしいです。
こういうのも巷によくありますね。
次の疑問はフォントのアウトラインです。
Illustretorでテキストを綴っていくのですが、それをアウトラインする。つまりテキストなのに画像みたいにしてしまう訳です。
マッキントッシュに限らず、コンピューター上のフォントというのはそのフォントがインストールされていて初めて画面に表示できる訳です。
今使用しているフォントが相手のコンピューターにもインストールしてあるとは限らないので画像化してどのコンピューターでも扱えるようにする訳。(らしい?)
それからジャケットやレ−ベルで端いっぱいまで印刷する場合は実サイズより大きめにデザインし、あとでカットするという作業をすることになります。
というより印刷というものはそもそも常にそういう作業をするらしく、我々の場合はA4の印刷物をつくる場合、紙はA4を用意し、マージンをとって作りますが、業界ではA4であれ、なんであれ印刷してから裁断するというのが当たり前みたいです。
そういえば雑誌なんかもみんな端一杯まで印刷してあったなあ・・・なんて今頃感心してたりして。
最後にオーバープリント。多色刷りの場合は何回も印刷しますので紙が伸びてずれが生じることがあり、それを目立たなくするのがオーバープリントで主に黒の部分にかけます。
悪戦苦闘ののちデータ入稿をはたしましたが、結果はさてどうなることやら・・・( -_-)旦~ フゥ...
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