秋葉原CLUB GOODMAN Tのフライデー 2001.07.20

 私にとっては約3ヶ月ぶり、2回目のライブ。しかもこの日から3夜連続!しっかり月曜の午前まで仕事のお休みは申請済みさっ。頭の片隅で仕事の締め切りを気にしながらも、3日間どっぷりと茶番ワールドに浸ることができました(^^)

 ライブ会場到着が遅れたため、この日は後方にあるカウンターにもたれかかりながらの参加。ちびっこの私にはちときついポジションだった。「モニターでも見られるから我慢しよう」と思っていたら、流れてきた『イッテコイノチャラ』のプロモーションビデオ。前日に「新・真夜中の王国」でちょこっと見たけれど、全部は流してくれなかったので、くいいるように見てしまった。ただでさえああいうのってボーカルがメインになりがちなのに、ボーカルが2人もいるから仕方ないのかなぁ…、他のメンバーももう少し映してほしいよね。MTVで流れてるのをまだ見たことがないから、これはせっせとリクエストしなくっちゃだ。

 今回も『スッカラカンのペロンペロン』で始まり、そして『愛の勘違い』へ。次の『知的表現者』でオミくんは最後の最後に音をはずしつつ、『ダメ人間』。間奏中のセリフ、すっかりアドリブ?いつもより長かった!

 「浴衣もちらほらと…なんだ、ここはそういうお店か?」のオミくんの言葉に、初めて浴衣で来ている人がいるのに気がつく私。だから全然見えないんだってば〜、ちっ。なにしろ3連チャンだから体力に自信がなかったし、疲れるからヒールのない靴できちゃったのよねぇ。失敗!明日は早くきて前で見なくっちゃ、と心に誓ったのでした。そして『世界筆おろし』と『坊主の煩悩』。

 ここでオミくんによる「コトバの勢い」のお話。「死ね」という言葉は、けなし言葉ではないという解釈。「生きることのほうが、どれだけ辛く悲しいことかと考えてみれば、それはけなし言葉ではないでしょう。…あちこちで話すけど、なかなか分かってもらえないんだよね。」オミくんは本当に深いことを話す。でもなかなかそれが上手く人に伝わらないのも、今日の話し振りを見て分かった気がした(笑)。だって自分で言ってるもん。「自分のすばらしいアドリブセンスで、みんなのすばらしい演奏を害してしまった」って…。

 『鼻歌』『ホープ』に続いて、登場したのは「ボーカル:てっちゃん」。この日の為に微妙に緊張していたというてっちゃん。服もしっかり新しく用意したということで気合十分。そして披露したのは『The Galaxy Express 999(ゴダイゴ)』。選曲がなんだか同世代ってカンジでグーでした!てっちゃんのボーカルは、どこかのアイドルちっくでよかった。私がいたのが後ろのほうだったからか、歌声が演奏の音に負けてた気がするけれど、よくは見えないながらもステージパフォーマンスはなかなかいけてたとみた。そしてさっさと退場して、終わったあとは会場爆笑の渦。二度とオミ君のドラムとてっちゃんのボーカルを拝むことはないかも、と思いながらしっかりと聞かせて頂きました!ごちそうさま〜。

 『死ねない天国』『魂のリサイクル』『見返りにギャフン!』に続いては、再びオミくんのMC。「どうしようかな、話そうかな…ちょっときいてもらうかな。」で始まる。なんだろう、改まって??

 オミくん曰く、みんなが「恐い世の中になったね」とばかり言う。そんな風に「恐い」と言ってる人たちがもっともっと「恐い世の中」にしてるんじゃないか、と。今やったほうがいいことは、募金とかお金をあげることではなくて、お隣さんが醤油きらしてるときに、醤油を貸してあげるってことなんじゃないか。「しょうゆう愛」が必要なんじゃないか、と(ププッ)。お隣さんをどうして「恐い」と人は思うようになったのだろうか?と。そして発披露の『おはようおじさん』へと続く。

 確かに隣の人が何をしてようと、全てが他人事の世の中。昔の古き良き時代を知らない私たちのような世代は、それが当たり前なところがあると思う。むしろ「他人事」「恐い」と思うより、「無関心」に近くなっていっている気がする。

 …基本的に私は新しい曲を初めて聴いたときに「ピン」とくる人ではなくて、何度も繰り返し聴いてやっと胸に届く人なんです(要するに鈍感なワケやね)。でも茶番の曲に関しては、なんかこう、直球で胸に飛び込んでくる。なぜだ?前回のライブで初めて聴いた『ホープ』の時もそうだったけれど、今回の『おはようおじさん』もこの日が初めてだったのに涙がこみあげてきた。すごく明るい歌詞と曲調なのに、私なんで泣きそうなの?って頭が混乱してきた。悲しいとか、嬉しいとかじゃなくて、なんだかホッと安心して泣けてきた。私がとかく不平不満を抱いているこんな日本。でも、今私の目の前には「なんとかしよう」って歌っている人がいて、それを聞いて感動している人がたくさんいる。うまく言えないけれど、心地よかった。

 『おんぶ』『赤色2号』そして『人間バカ』で終わる。最後が『人間バカ』って、結構いい。明るく能天気に終われて、私は好きかも(^^)

 アンコールの前に、KIDくんとてっちゃんのコントのようなからみがあり、Tシャツを売っている事にここでまた初めて気がつく。なんも知らないのね、私は。本日のアンコールは、新曲の『イッテコイノチャラ』と『同じ光』。『同じ光』をするとオミくんが言ったときに、思わず手をたたいて喜んでいたのは、何を隠そうこの私です。

 私が初めて手にしたザ・茶番のCDは「生けるが価値」。その中の『同じ光』は、一番最初に好きになった思い出の曲なんです。全てのことにはその存在理由があって、全ての出来事には原因がある。そしてそれら全てをひっくるめて受け入れて、前に進んで行く勇気が必要なんだよって(私は勝手にこう解釈しております)。否定するばかりじゃ、何も始まらない。

 長い曲だし、ライブでうけるような歌詞でもない気がしていたので、ライブでこんなにすぐに聞くチャンスがくるとは思っていなかった。すごく嬉しかった。こうして大好きな曲で一日を終わり、ホテルへと帰っていったのでした…。

【SET LIST】
スッカラカンのペロンペロン/愛の勘違い/知的表現者/ダメ人間/MC/世界筆おろし/坊主の煩悩/MC/鼻歌/MC/ホープ/MC/The Galaxy Express 999 by てっちゃん/MC/死ねない天国/魂のリサイクル/見返りにギャフン!/MC/おはようおじさん(新曲)/おんぶ/赤色2号/人間バカ/

【ENCORE】
イッテコイノチャラ(新曲)/同じ光
 
 
 
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