渋谷屋根裏 2001.11.24

 本日の対バンは、噂のイカルス。前日もそうだったけど、ザ・茶番の対バンってなかなか面白いバンドが多いのね〜。さすがザ・茶番(イミフメ)。イカルスの第一印象は「メジャーでも人気でそう」ってとこでしょうか。MCも面白いよね〜、大阪のノリで。でもその手のノリが苦手な人には、ちょっとつらいかな(今回の連れの中に、若干1名おりました)。私はラジオ番組も是非聞いてみたいな、と思ったけれど。

 突然どっかで聞いたことのあるイントロが…「ねぇ、これって…」と隣の友人に言おうと思った瞬間に「ボンノウラ〜〜ブ」と!びっくり!!確か前に本家BBSで曲を交換して演奏したって書いてあったなぁなどと思い出しながら、身を乗り出す。うまいんだ、これが!「オミくん負けちゃう〜」と思ってしまったほど、イカルスの『ボンノウラブ』は素晴らしかった。声量があるね、彼は。いいもん見せていただきました。そういうことで、CDも1枚お買い上げ〜。

 続いてザ・茶番までの時間、目の前にいらっしゃった鐘さんに声をかける。「鐘さんですよねっ?」「えっ…あっ…(目が泳いでる)」「私、鐘さんとこのBBSにセミコンショーの書き込みしたんですけど〜」「あっ!!(←予想以上の反応♪)」
 きっと「違います〜」ではぐらかされるだろうと思って(笑)、必殺技を用意しておきました。私の作戦勝ちですねん♪セミコンとはセミコンダクターの略(知ってるか)で、セミコンショーってのは半導体関連の展示会の事です。鐘さんのHPにアメリカでのセミコンショー出張のお話が載っていて、初めて半導体関係のお仕事をされていると知りました。私も昔その分野にいたので、なぜだか急に(一方的に)親近感を覚えたのでありました。うちの会社じゃ、課長・部長クラスしか行けないのに、すごいわ鐘さんっ!将来有望なんですね!?私の彼とどこかの会場ですれ違ってたかも。いや〜、世間は狭い。
 続けて「今度の下関は、お父様の退職記念ライブなんですよね?」と言うと、「Σ( ̄□ ̄;)(なぜ知ってる!?)」って顔をされました(笑)思わず「おめでとうございます」と言ってしまった私に「ええっ!?」としっかり突っ込む鐘さん。「あ、違う、お疲れ様でした(恥)」すると「それは父に直接言ってやってください」と微笑んでくださいました。はぁ〜やさしい方ですね、ほんと。さぞかし鐘さんファンも多いことでしょう。

 さてさて本題のザ・茶番のライブは、『愛の勘違い』で始まり『猿男』へ。いつものメンバー紹介の部分は「KID、KID、KID、KIDく〜ん」とKIDくんオンパレード!いいねぇ。

 「こんな上品なバンドを見に来ていただいて、ありがとうございます!今日イカルスと対バンするの、楽しいでしょう??」そしてトークはイカルスとの出会いへと続く。「俺らその時借金があったんだよ。峯さんが雑誌で100万円の賞金のコンテスト(ジャパン・オープン)を見つけてきてね、俺らその100万円をもう取った気になってたんだよね(笑)4年近く前かな?大阪代表がイカルスだったんだよね。…『ボンノウラブ』上手かったでしょう?」うんうん、しっかりイカルス・バージョンになってた。ザ・茶番の『BettyBlue』も聞いてみたかったよ。きっとオミくんのこぶしが効いてて思いっきり茶番・バージョンになっちゃうんだろうね。

 峯さんのギターソロが素晴らしく冴えていた『変わり続ける君へ』から『世界筆おろし』へ。そしてワンマン七拍子の告知。

 「あのね、今日この後にね、渋谷から山手線に乗りまして…田端あたりから宇都宮方面へ向っていただきます。バスは用意してあるので(爆笑)」今回の遠征で宇都宮ワンマンまで計画していた私は「こりゃすんごい所なんだろうなぁ」とすっかり怖気づく。こんなにオミくんが一生懸命宇都宮を連呼して呼び込もうとするのは、相当遠くて人が来ないからだとみた…。心配。

 『おはようおじさん』『唾』『愛を込めて』『奇跡の起こし方』と4曲続いた後、ニューアルバム「濃縮茶汁」の宣伝。そして峯さんが購入した銀粘土のお話(笑)。
オミ:「その銀の粘土ね、金持ちになれるんだって」
峯:「****」(聞こえなかった!)
オミ:「バラしちゃいけないらしい…でも金持ちになれるんだって!」
峯さんダメ押しされてるよ…って言うかオミくんが知ってる時点で、アウトなんじゃ?

 ここで本物の『ボンノウラブ』。やっぱオミくんの勝ち〜(^^)当たり前だ。そして『赤色2号』『イッテコイノチャラ』。オミくんが手すりに上って「気持ちいいよ〜〜」と言いながらシャウトしまくる。あんまりこういうの、見たことなかったな、今まで。で、ここでとりあえず、終了。てっちゃんがバイクに乗りながら(笑)退場。

 「最後の曲でですね、KIDくんがわざと弦を切ったためにですね、ちょっとお時間を頂きたいとの事です(笑)」「今度のアルバムについて…今までやってきた7年なりが思いっきり詰まっています。14曲入っててね、えっとね15円…(会場大はしゃぎ)イエーイじゃねぇよっ!200枚づつくらい買ってもらわないと!」「KIDくん叫んでる、相変わらず叫んでる。聞きどころはね、いっぱいあるんだけどね、強いて言えば…………」お〜い黙るなぁ〜っ!「…鍵盤を入れたりね。今度はどこでも買いやすいようになっています。」もう少し教えておくれよ…。

「アンコールありがとね、まだまだ電車なくならないからよ、これから宇都宮行きのバスだからよ(笑)帰りの便も用意してっから(笑)」うっ…もうダメだ。明日むちゃくちゃ心配だーっ。そんなに脅かさないで。

 そしてなくてはならない『人間バカ』。KIDくんがオミくんのマイクを奪って「サンキュー渋谷ぁぁぁぁ!!」と叫ぶ!KIDくんの叫びは、世界一だわっ!あれがあって初めてこの曲が最高潮に達するんだよね!大好きだよ、この曲。で、今回は、てっちゃんとKIDくんが2人乗りで退場する(かわいいっ)。

 嬉しいことに、もう一度アンコールに応えてくれたメンバーたち。ここでオミくんが真面目に一言。

 「ライブはもちろん楽しんでいいもんだけど、人に迷惑をかけるのは、どうかなと思いますから。自分だけ気持ちいいのはね…。もう少しその点を考えられると思います。」

 ちょうど私がいた場所の近くで、ウイスキーのボトルを片手にすっかり酔っ払っていた人がいたのです。ライブ後半に入って、だんだん周りの人の迷惑になる動きを始めてしまい、見かねたオミくんが注意してくれたのでした。ありがとう、オミくん。ステージの上から私たち観客をちゃんと見てくれてるんだなぁって嬉しかった。私たちが一緒になって楽しんでこそ、ザ・茶番のライブは完成するんだと思います。だから皆さん、マナーは守って楽しみましょうね!

 そして本日最後の曲は、『ホープ』。オミくんのあの迫力の歌声が心を打つ。いつ聞いても思うけれど、この曲を聴いて胸を掴まれた様なショックを受けない人なんているのだろうか?私はどの曲も好きだけれど、中でも『ホープ』を聞いて何も思わない人は、きっとザ・茶番のことを好きにはならない人種だと思う。私は密かに彼らの代表曲だと思っている。

【SET LIST】
愛の勘違い/猿男/MC/変わり続ける君へ/世界筆おろし/MC/おはようおじさん/唾/愛を込めて/奇跡の起こし方/MC/ボンノウラブ/赤色2号/イッテコイノチャラ

【ENCORE】
人間バカ

【ENCORE2】
ホープ
 
 
 
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