くるま

 アメリカで暮らすなら、車は当然のことながら生活必需品。もちろんNYのような都会のど真ん中に暮らしているなら話は別でしょうケド。

 私の場合、前任のアシスタントから引き継ぐ形で中古車を購入したので、車を「買う」大変さは経験せずに済みました。友人の中には買って3日目で故障したとかいう人もいて、安くていいものを見極めるのはなかなか至難の技のようです。

 さて何がいいかって言うと、どんなに古い車でも恥ずかしい思いをせずに走れるコト。これに尽きます!日本じゃ、なかなか10年選手のものって走っていませんよね。でも私の愛車は「Buick Century 1987」。実物を見ずに購入したので、初めてご対面した時は、「ガーン・・・」。とにかくでかくて、古くて、とても若い(?)女の子が乗るような代物ではない!

 「アメリカじゃぁ駐車場は広いから、頭からササッと突っ込んでおしまい」な〜んておっしゃる方がいらっしゃいますが、私の車はそうはいきませんよ!頭の部分が長いから、コーナー曲がるときも気をつけないといけません。かつて今は亡きホンダのシティに乗っていた私にとっては、一種のカルチャーショックでした。

 まぁ、その後いろいろマイナーな故障はありましたが(ガレージのおじさんとはもう顔見知りさ)、今ではコイツがいないと私は生きていけないのです。アメ車に乗れるのは今のうちだけ!と思うと、不思議とカッコよく見えたりなんかして・・・。それはないけど。  で、私の車がどんな感じかって言うと、オートマ、エアコン、ラジカセ付きです(って普通そうか)。シフトはタクシーみたいにハンドルの横に付いてます。とても広くて快適で、マイル数も60K弱と少ない:-) 問題はというと、雨が降った後に車に乗り込むと、なぜかいつも足元のマットに濡れた形跡が。それから天井に張ってある布が、だんだん落ちてきている。運転に支障はないので、よしとしよう。

 最後に友人にうけた話を一つ。ある日テレビでなんかのコメディを見ていたときのこと。あるシーンで、レストランで店員が「駐車場にとめてあるBuickの車のライトが、つけっぱなしになっています。心当たりのある方は、ご確認を。」と館内放送をすると、その場にいたお年寄り数十人がいっせいに立ち上がって出て行くという話。それを見たときは、さすがにショックで笑えませんでした。そうなんです、このBuick社の車は、お年寄りうけするものらしいです。でも街中で同じ車種がたくさん走っているので、きっと長持ちするいい車なハズ!
 
 
 
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