返品と交換

 そう、いわゆる店頭で購入したモノの「返品・交換」についてなんです。

 アメリカでは誕生日やクリスマス等、贈り物としてかなりの頻度で「洋服」が贈られます。私は個人的に洋服など身に付けるものをプレゼントするのもされるのも苦手なので、最初はビックリしたものです。だって好みがあるじゃない?サイズが合わなかったら?などなど思うことは多し。

 さて、クリスマスの翌日になるとよく見かける光景・それは店頭における「交換」の列。これは衣類品にかぎらないことですが、とにかく贈られた「モノ」を、気に入らないということで好きなものに交換してしまうのです。

 よく考えてみれば、とっても合理的でいいことなんでしょうね。気軽に「返品・交換」できるからこそ、「とりあえずこんなものでも贈っておこうかな」って感じで贈るほうも買い物ができるんだろうなぁ。でもでも、贈ったものがいつのまにか知らない「モノ」に替わってしまうのは、贈るほうとしてはさびしい…んじゃないのかなぁ?

 …と言いつつ、日本では「返品・交換」などしたことのなかった私も、最近はこのシステムを多用しています。日本だと基本的には購入した店で交換するのが一般的ですよね(いやぁ、したことないからよく分からないんです)?でもアメリカではたとえば GAP で買ったものはどこの GAP ででも交換できるのです。これって一見なんてことなさそうですが、かなり便利。

 ちょっと話は違うけれど、アメリカ人の友人とモールで買い物をしていたときのこと。友人が一週間前に彼氏へのプレゼント用にセーターを買ったという話になり、「ねぇ、ここで買ったの〜。どんなのか見たい?」と言われ、連れていかれたのは Banana Republic 。

 「これこれ〜。」と弾む声が次の瞬間「あれっ!?」。話を聞いてみると、先週買ったときは定価だったのが、今はセール品になっているとのこと。「やだ〜、ちょっと待っててね。」と言われ、何をするのかと思いきや店員さんに差額を返してくれとの交渉を始めたのでした。 

 私はあまりのことで目が点になってしまったけれど、店員さんは「じゃ、今度レシート持ってきてください。」とあっさり。詳しくは覚えていないのですが、セール品になる前の10日だか二週間以内に定価購入した分だったら、セール額との差額を払い戻してくれるんだそうです。

 いやぁ、これには本当に驚きましたね。第一、交渉するという頭が私にはないしね。普通は「あら、セールになっちゃったの?惜しかったなぁ〜。」で終わるものじゃないのかしら。ま、おかげで一つテクを学びました。まだ使ってないけど…。
 
 
 
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