UNCLEおじさんの言いたい放題
デジタルビデオ
先日長野にお呼ばれして少しお話してきました。
当日は雨で9月末というのに予想以上に寒くテンションが下がりっぱなしで満足なお話ができたか心配です。
元来寒さには弱く、東京からこちら(栃木)へ移って10数年になるというのにわずか2,3度の差がなかなか慣れません。
さて今回は最近にわかにはまっているデジタルビデオについて。
家庭ビデオはもう何年も前にブームになりましたが、その時はいわゆるアナログビデオでダビングすると映像は汚くなり、編集も高価な機械で緻密な作業を強いられました。
このころの編集はリニア編集と言い、最初から最後まで一貫して編集し、一ケ所でも失敗するとまた最初からやり直しというものでした。
対してノンリニア編集と言うのは任意な箇所から編集ができ、失敗しても何回もやり直しがきき、時間も短縮されます。
これはコンピューターに映像を取り込むことで可能になりました。
コンピューターに取り込むと何故ノンリニア編集ができるかというと、その鍵はディスクにあります。
映像に限らずコンピューターのデータというものはすべからくハードディスクと呼ばれる倉庫みたいなものに格納されます。
普通の倉庫はぎっしり詰め込んだ場合、最後に詰め込んだ物から順に出さないと最初に詰め込んだ物が出てきません。
この倉庫は名前の通り円盤状になっており、ぎっしり詰め込んでも一番最初に記録した物がいつでも取りだせます。
音楽CDで好きな曲から自由に聞けるのはCDがこのディスクだからです。
家庭用ビデオブームの時代からノンリニア編集機は存在したのですけれど、大変高価でテレビコマーシャルなどのプロの世界でしか使えませんでした。
ところが私の使っているコンピューター(マック)やウインドウズ系統でも新しい入出力端子が装備されるようになり簡単に安価に映像をコンピューターに取り込めるようになりました。
また初期のビデオ取り込み・編集ソフトはこれまた高価で素人にはなかなか手が出なく、安物のソフトは取り込み・編集はできるものの完成した映像をビデオテープに書きだせないものも多くありました。
ところが今年の初め頃、アップルよりIMovieという簡単な取込み・編集ソフトがなんと無料でインターネットを通じて配付されるようになりました。
無料だから大したことは出来ないと思いながらも使ってみたところ、映像トラックが1本しか使えない(合成ができない)とか、トランジション(場面切替)の種類が少ないとか、エフェクト(画面の修飾)の種類が少ない。
とかはありますが、説明書を見ないでも(ついてませんが)すぐ使えるインターフェイスとビデオテープに自由に書き出しできるということで使えるソフトです、最近はヴァージョンアップして有償ではありますが、(¥5800)編集中も常時ビデオデッキやテレビに書き出しできるようになりました。
ビデオ編集をやるには他にも色々な機器や知識が必要になりますが、紙面が尽きたのでそれらは次回に。
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