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氷上山=ひかみさん(875m)

岩手県主体に、東北百名山・一等三角点・日本の山1000の中から選定した山を、8日間かけて歩いてきました
束稲山 室根山 氷上山 物見種山 階上岳 折爪岳 稲庭岳 中岳~四角岳 
大白森
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岩手県 2006.05.23 単独 マイカー 氷上山 二等三角点 地図 大船渡北西
コース 玉乃湯(9.00)---一本杉の水場(9.30)---5合目表示(9.40)---西の御殿(10.05)---氷上山(10.20-10.25)---西の御殿(10.40)---玉乃湯(11.20)
氷上山山頂

≪東北百名山・日本の山1000≫

室根山を下山、休む間もなく氷上山へ向かう。
国道343号線を東進、国道340号線と交叉した先で竹駒神社の表示を見て左折、竹駒神社を過ぎるとあとは登り勾配の道をどんどん駆け上がって行く。やがて玉乃湯となり、道路脇には何十台も駐車可能な大きな広場がある。左手高台の玉乃湯入口に氷上山登山口の道標が立っていた。

八重桜の花のトンネルをくぐってスタート。その先の林床にはニリンソウの可憐な花が見られる。
すぐに車道を横切り直進する林道へ入る。林道を150メートルほど行くと右手の沢へ下降を指示する道標がある。小沢を渉ったところから登山道が始まる。
体が歩きになじんでいないせいもあって、30分ほど歩いて一本杉の水場に着くころには早くも汗びっしょりだ。ここから登りが少し急になってくる。ヤマブキの咲く道を汗を流していつものペースで登って行く。
水場から5分で尾根道となり、ミズナラなどの樹林を見ながら脚を進めると5合目の表示が立っている。さらに登りがつづき、ようやく急登が一段落すると『西の御殿』、ここは小さなピークになっていて露岩の展望台になっている。残念ながら降りだしそうな天候に眺望はなし。休まず先へ進む。
突然広々とした空間に飛び出した。草原が広がって一隅には山小屋風の建物が見える。前方に見える高みが氷上山の山頂だろうか。ゆったりした勾配で尾根が山頂へと延びている。

今回の岩手山旅の日程は9日間、どうしてもこれだけ登りたいという強い思いがあるわけではないが、登頂予定リストに目処として一応書き連ねた山は、いざ岩手まで来て見ると是非とも全部登って帰りたいという欲が出てきてしまう。気がつくとついつい急ぎ足になっている。
氷上山は登山口からの標高差は500メートル余、本気で歩くとそう楽ではない。とにかく足を緩めずに先を急ぐと道が三つに分かれる。道標には中の御殿、山頂東の御殿、スズランコースとなっている。どのコースがいいのか考ええたところでわかるわけがなく、中間の中の御殿コースへ入る。すぐに中の御殿の小社を経由して山頂東の御殿コースに合流、その先が氷上山の山頂だった。所要時間は予定より早い1時間20分だった。ガイドブックの1時間45分と比べるとまずまずの歩きだった。
氷上山は東北百名山に名を連ねる名山、晴れていれば好展望が楽しめるだろうに残念。二等三角点標石を確認すると、あとは長居は無用とばかりに同じコースを玉乃湯まで下った。
途中から雨が落ちてきたが、本降りにはならずにすんだ。

玉乃湯は本日は休業、入浴はかなわず次の物見山(種山)へと車を向けた。
 
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