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紫黒森山=むらさきくろもりやま(837m)       

岩手県主体に、東北百名山・一等三角点・日本の山1000の中から選定した山を、8日間かけて歩いてきました
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岩手県 2006.05.28 単独 マイカー 紫黒森山 一等三角点 地図 区界南西
コース 登山口駐車場(4.35)---深沢登山口(5.00)---紫黒森山(6.25)---深沢登山口(6.25)---駐車場(6.55)
一等三角点の紫黒森山山頂

≪一等三角点・日本の山1000≫

紫波町の道の駅で一夜を過ごし、翌朝紫黒森山登山口へ向かう。R396号を北上し、乙部で右折して208号線へ入る。大ケ生へさしかかると右手に黒森山登山口の目だたない看板があり、ここを右折するとあとは道なりに進む。最後の民家を過ぎた先に「虫壁コース」の道標があり、手前に駐車場がある。

駐車場の先で右手に林道が分かれる。紫黒森山へはこの林道をたどることになるが、林道入口は鎖で閉鎖されていて進入できない。
登山届けに記帳、雨を覚悟で出発する。林道はけっこう長く、途中倒木や崩壊などもあって、どっちみち車は無理、歩くより仕方がなかった。
姥湖水明神の水場を見ると間もなく登山口の表示がある。林道歩きは25分ほどだった。登山口には小さな滝があり「ガロンの滝」という表示かある。この登山口を「深沢口(みさわぐち)」という。
先へ延びる林道を見送って左手の沢沿いにコースをとる。何回か沢を渡り返してから最後に右岸に渡渉して尾根への登りとなった。ひとしきり登ると尾根道を行くようになる。風が強く、頭上の梢がうなり声を響かせて不気味だ。早いところ山頂を踏んで下山したい。

黒森山というのは岩手県にはいくつもあり、一等三角点だけでも3座ある。この黒森山は紫波地方にあるので頭に『紫』とつけられているのだろう。

黒森山のピークとおぼしき高みを目で追うがよくわからない。馬蹄型の稜線の右手に見えるのがそれだろうか。だとするとまだけっこう遠い。あれこれ推測しながらとにかく早く山頂を踏むことだけを考えて足を運ぶ。
思ったとおり右手に見えていた馬蹄の先の高みが山頂で、最後だけは少し急な登りになっていた。キャンプ場コースの分岐道標を通過するとその先が山頂だった。
一等三角点マニア以外には知る人も少ないと思って訪れた山だが、山頂には展望図やベンチ、テーブルなどが設置されている。登る人がけっこうあるということだろう。
展望図を見ると早池峰山、和賀岳、兜明神岳、姫神山、岩手山などの山名が記されていたが、降りだしそうな空模様では眺望は希むべくもなく、一等三角点標石を確認するとすぐに下山にかかった。

予定では1時間半で往復のつもりだったが2時間20分を要してしまった。林道が閉鎖されていたのがその原因だった。
下山後居合わせた地元の人と10分ほど立ち話しをしてから次に予定している兜明神岳へと向かった。

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