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白見山=しろみやま(1173m)       

岩手県主体に、東北百名山・一等三角点・日本の山1000の中から選定した山を、8日間かけて歩いてきました
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岩手県 2006.05.26 単独 マイカー 白見山 一等三角点 地図 白見山南東
コース 樺坂峠先の林道分岐(16.33)---登山口(16.38)---白見山(16.07-17.00)---林道分岐(17.32)
一等三角点白見山山頂(メモへのスケッチをもとに描く)

{≪一等三角点≫

鯨山から下山後、白見山登山口付近まで移動して車内泊、そして翌日白見山へ登るつもりだった。

45号線を南下、大槌町へ入ると高架道を行かずに左の側道から街中へ入る。新山高原への道へ右折、あと登山口までの道のりは疑いたくなるとほど長い。
ようやく新山高原へ登り着くと風力発電の風車が何十と林立した異様な光景が展開する。登りついたところは十字路、ここで右折して道なりに進む。右折したところには公園風の広場があって「ゆうなっこの森」という看板があった。
これだけ走ったのにまだ先だというのが信じられない気持ちで車を疾駆、風車地帯を後に、さらに走り続けると林道はどことなく心細い道に変わってきた。
右に大きくカーブするところで左にも林道が分岐している。ここが樺坂峠らしい。左の林道へ入ると登山口があるが、この先は倒木があったりして通行は困難、カーブの路肩に駐車。

時刻を見ると4時半、ここで車中泊のつもりが、急げば何とか往復できそうな気がする。それに明日の天気も怪しいことを考えると、今日のうちに一つでも多く登っておきたい、そんな欲もが出てきた。ネットで調べた資料では往復2時間弱、かなり急がないと無理だ。
あわてるようにしてスタートした。まさに競争のスタートの意気込みだった。カメラを忘れているのに気づいたが取に帰る時間がもったいない。5分ほどで登山口の道標、ここから山道へ入る。刈り払いされた笹が登山道にそのまま横たわっている。ルートが明瞭なのが何よりこころ強い。あとは脚力勝負で何分で山頂へ着けるかだ。わき目もふらずに足を運ぶものの、急ぎ足には登りの負荷がことのほか厳しく感じる。たちまち汗がだらだらと流れ落ちてきて目にしみる。
一歩も緩めることなく一気に山頂まで登りきった。登山口の道標から30分、普通に歩いたら1時間はかかっただろう。一等三角点標石を確認、カメラがなくて写真に収めることができない。メモの裏に大急ぎでスケッチすると、きびすを返すようにして下山にかかる。下りも一目散、一気に車まで戻った。1時間の往復で、暗くなるまでにはまだ十分に間があった。

大槌町の街中まで戻り、サッカー場の駐車場で一夜を明かした。

大槌町から風車のある「ゆうなっこの森」まで約27キロ、そこから樺坂峠まで約5キロの道のりである。
 
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