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堺ノ神岳=さかいのかみだけ(1319m)       

岩手県を体に、東北百名山・一等三角点・日本の山1000の中から選定した山を、8日間かけて歩いてきました
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岩手県 2006.05.26 単独 マイカー 堺ノ神岳 三等三角点 地図 和井内北西
コース 大川登山口(7.55)---七かば平(8.20)---草地(8.25)---堺ノ神岳(8.50-9.00)---草地(9.20)---大川登山口(9.40)
堺ノ神岳山頂

≪日本の山1000≫

男和佐羅比山を登ったあと、県道7号線を南下、国道455号へと変わり、340号線と合流してから6、7キロさらに南下して171号線へ右折する。七滝を過ぎてから『堺ノ神岳(兜明神)1319m登山口』の道標がある。ここで左の道へ入るとやがて林道川崎線が分岐、登山口まで8キロ強のダートを上がって行く。

登山口には堺ノ神岳(兜明神)の道標があり、駐車スペースも用意されている。
登山コースに入ると左牧場コース2700m、右堺ノ神岳2800mの道標がある。よくわからないが右のコースを選んでみる。
林道跡という様子のなだらかな広い道が延びている。ほとんど平坦で散歩気分がしばらくつづく。やがて山道に変わってコースが左直角に折れる地点に登山者の書いたものらしい「七かば平」の表示がある。ここから5ほど登ると開けた草地に出る。一服するにはかっこうの場所だが、そのまま先へ進む。

草地から先はダケカンバの純林と言っていいほど美しいダケカンバの林が広がり、それは山頂直下までつづいていた。
ダケカンバの気持ちいい道は山頂近くまでさしたる勾配もなく、それに登山にはうってつけの好天、自然と心もうきうきしてくる。樹林を抜け出ると眼前が大きく開けて、和以内方面からのコースが合流。そこに赤い鳥居があり、ピークは鳥居をくぐって急登を少し攀じ登っていけば岩塊の三角点山頂だった。
360度遮るもののない展望が広がっている。わかるのは岩手山と早池峰山、そのほか残雪のはるかな高みがいくつか見えているが私には山座同定ができない。あれは八幡平か、こっちは焼石連峰か、勝手に想像しながらしばらく展望に見入った。

今回の東北山旅最高の好天に恵まれたことを感謝して山頂をあとにした。
帰りは牧場経由も考えたが、分岐からコースの様子を見るとあまり歩かれていない様子に、来た道々を戻るのが無難と判断した。

道標の類にはすべてと言っていいほど『堺ノ神岳』にカッコして『兜明神』と書かれていた。山頂岩峰の姿から地元では兜明神と呼ばれているのかもしれない。
今回の山旅で登る予定にしている兜明神岳という同名の山が、岩手県内の川井村にもある。こちらの標高は1005mとかなり低い。
 
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